動物の精神が揚げられている
ベトナムではルーシーの家に泊まる。他国に来たのにいきなり赤の他人の家に泊まるのだからこれはなかなか上級コースだ。
ちなみにルーシーの家には500円ぐらいで泊まれる。
ルーシーの家ではこのように作業が可能である。ちなみに寝台部分にはカーテンが仕切りとして用意されているし、電源も配置されているので、バッテリー切れを心配することなくよなよな作業を行う事も出来る。
前日から空港とかでやってた件のMRを一発送る必要があったのでばり便利な無線LANではなく、現地SIMに入れ替えた自分のスマホのテザリングでささっと送る。
(宿の謎の無線LANばり怖いため)
作業を完了させたので宿の前で今回ベトナムを案内してくれる現地ガイドの「タビィ・コタ」氏と作戦会議をする。
彼はバイクでベトナムを何度も縦断する程にベトナムを隅々まで知り尽くしている筋金入りの現地ガイドなのだ。
そして日本語がとてもペラペラでベトナム語よりも流暢なぐらいだし、さらに論理的思考によって問題解決を行う能力が高く、そしてなんとJavaやSpringMVCを使ってWebアプリを作ることまで出来る高度な技能を持ったスペシャルな現地ガイドなのである。
あと、コタ氏と自分は生年月日が同じで実家の駅は隣であるという点も驚きだ。
JavaやSpringMVCを使ったWebアプリと同一表記の都市がある看板の前でベトナムの構造と配置を暗記する。
ベトナムを旅するときはこのように巨大な赤い牛がところどころに配置されているので、それを目印にしてセーブしながら移動する必要があるようだ。(大嘘)
ベトナムの構造を暗記した記念にEDMの振り付けで踊るさま。
昼過ぎになったので、コタ氏オススメの湯通しした内臓を食べる店へ。
一階にはスマホに夢中な店番しかいないという怪しげな店。
このような炒め物が来た。
上記に対して頼んだメニューはこれ。どう見ても揚げ物に見えないが、動物の精神を揚げているのだからこのように炒め物のような見た目になってしまうのはベトナムでは普通の事だし仕方の無いことなのだと、コタ氏が教えてくれた。
ちなみに味も炒め物の味である。
あと、湯通しした内臓はおいしくて食べるのに夢中で撮り忘れたので残念ながら無い。是非、現地に赴いてその見た目と味を確かめてみてほしい。
それからGoogleカメラ翻訳ばり便利。
湯通し内臓店のトイレ。ちなみに男性向けトイレをまず利用した事が無いであろう女性向けの解説として、この便器の距離は通常よりもとても近い。
恐らく動物の内臓を湯通ししたり精神を揚げたりしているわけだから、それはもう一人でトイレに行けないほどに恐ろしい現象に毎日悩まされてしまう料理人達の悩みを解決するためにこのような連れション設計になっているのであろう。
ちなみにこのトイレは窓ではなく壁に穴が開きっぱなしになっていて空が見えるという開放的な構造になっている。これも動物の内臓を湯通ししたり精神を揚げたりして鬱屈とした気分になっている料理人たちに少しでも晴れやかになってほしいというオーナーの願いを反映したものに違いない。
食後はホーチミン市内を回遊した。
ベトナムでは信号に見えるものは、市民(特にバイク運転者)には信号型のカラフルな街灯として認知されているため、道を渡るときはカラフルな街灯が青だろうが赤だろうが関係なくバイクや車を良く見て避けながら渡るゲームに参加することになり面白い。
ちなみにTVゲームとは違って轢かれると最悪死ぬので気を抜いてはいけない。
コタ氏の案内でこのようなおもしろポイントに到達。
こういった見るからにおいしそうな食物を勝手に食べると千と千尋の神隠しのような事になるので、勝手に食べてはいけない。
内部の構造。
昼食は済んでいるので、見るからにおいしそうな食物は食べずにここではマンゴースムージーを飲むことにした。ちなみにこれはかなりおいしい。
かなり回遊したので一旦ルーシーの家に戻る。
ルーシーの家の近くにあるドラマーの友人に似ている仏像の絵。
仏像の絵に似ているドラマーの友人の姿は以下から確認できる。
似てるなぁ。
さて、家に一時帰宅していろいろ作業したり休んだり作業したりした後に夜になったので再度出発する。
道中にあったなんかすごい建物。
ポプテピ3巻の帯を彷彿とさせる謎の日本語看板。確かに騒げて周りの家に影響を与えるのは良くない。
写真ではもちろん分からないが、右側の建物からは延々とEDMが大音量で流れている。
ナウなヤングにバカウケな渋谷パリピ地帯で晩飯を食べることに決定。
このようなバンドの生演奏をしている店をみつけたので
その店の道の反対側にある屋台で謎の貝料理やチャーハンなどを食べる事にした。
屋台にはちゃんと椅子や机があるので安心だし、生演奏付きで晩飯にピッタレ。
調味料や食器もいろいろあって魅力的な。
謎の貝料理とサイゴンビール。ちなみに貝料理はレモングラスが効いていてめちゃくちゃおいしい。
なお、食べた後の貝殻は地面にそのまま捨てるのがネイティヴホーチミン民スタイルなのだとコタ氏が教えてくれた。
写真の左側に生演奏、後方にEDM、さらに路上ではファイヤージャグリングのパフォーマーがいるという大変カオスな状況でとても楽しい晩飯となった。
この後はルーシーの家に戻り、何日かぶりにしっかり寝る事ができた。
これもエアコン付きで涼しいがベッドにあるカーテンのおかげで冷気が直撃しないルーシーの家の絶妙な設計のおかげである。
翌日はさらにベトナムについて暗記していくことになるのでそれはまた後ほど。